「Drowing」

ブレンドってとても曖昧だと思うのです。
アオマでのブレンド「ヲリヲリ」は生豆の状態で混ぜてしまってからローストします。オリジンごとに焙煎して個々のポイントを作ってから混ぜるアフターミックスに比べると、窯の中で同時に個々が別々の反応をするのでなおさら曖昧。
出来上がったブレンドもスプーン1杯すくった中身はその都度曖昧。

シングルで味わいを追求しているアオマでのブレンドの意味は?
シングルを超えるブレンドは存在する?
わかりません。
曖昧ですみません。
でも個人的にはその「曖昧さ」がブレンドの醍醐味なのでは、と。

シングルが生産者をフィーチャーするものなら。
ブレンドはそのお店の作品?
よくブレンドはそのお店の顔だからまずブレンドを飲むと良い、なんて聞きますが。
でもスペシャルティ系のお店の方がたからしたら「?」「いやぁ〜、、」なんてことも多々あるような。

で、わたし的にブレンドは「ドローイング」なんじゃないかな、と。
宮沢賢治風に言うと心象のスケッチ。
でもスケッチほど答えは明確じゃない。
だから「ドローイング」が今のところしっくりくる。

おぼろげな日記のような。
曖昧な記憶の記録のような。
心象の放出のような。
でも落書きじゃない。
なぜならそこに意図があるから。
意味はあるか無いかわからない、でも意図は確実にある。

そんな感じのドローイング、作りました。
1発勝負、1回限りのドローイング。
なくなり次第終了。
100gのみ、数があまり無いので店舗のみ、の販売で7月9日に販売します。
遠方の方申し訳ありません。
配合オリジンやフレーバーは明記しません、ご想像にお任せします。
↑ 完売しました。ありがとうございます。

7月9日でアオマは2周年。
いつも本当にほんまにありがとうございます。

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